【興奮収縮連関】筋肉が収縮する仕組み

OT

興奮収縮連関とは活動電位の発生から筋肉の収縮に至る過程のこと.

簡単に言うと,筋肉が収縮する仕組みです.

超簡単に図解しましたので御覧ください.

POINT
  • 登場する用語を覚えましょう!
    • アセチルコリン(Ach)
    • Na+(ナトリウムイオン)
    • K-(カリウムイオン)
    • Ca2+(カルシウムイオン)
    • 横行小管(T管)
    • アクチン
    • ミオシン

活動電位の発生

活動電位が発生.神経伝達系を通じ,神経終末からアセチルコリンが放出される.




アセチルコリン受容体にAchが付着

アセチルコリン受容体にアセチルコリンがついたとき,筋繊維細胞のNaチャンネルが開く.
細胞外のNa+イオンが細胞内に流入し脱分極する.
脱分極すると細胞は興奮し,活動電位が細胞間の横行小管(T管)に伝えられる.

Point

静止電位=分極=細胞が静止した状態=細胞外が正(+)・細胞内が負(-)
活動電位=脱分極=細胞が興奮した状態=細胞外が負(-)・細胞内が正(+)



脱分極の刺激が筋小胞体に伝えられる

T管の中身は細胞外液で満たされており,T管の末端には筋小胞体がついている.
細胞で発生した活動電位は細胞間の横行小管(T管)を通り,筋小胞体へ伝えられる.




筋小胞体のCa2+を放出



横行小管(T管)からの刺激により筋小胞体に蓄えられたCa2+を放出する.
細胞内のCa2+濃度が向上する.




アクチンのトロポニンCにCa2+が付着

アクチンのトロポニンCにCa2+イオンが付着すると,アクチンがミオシンの間を滑走することで筋肉が収縮する.

アクチンは細い繊維.ミオシンは太い繊維である.

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